【小児科医解説】こどもの便秘!毎日出ても要注意なサインと正しい治し方
こんにちは、現役小児科医の『つき先生』です (医師5年目、小児科専攻医)。
「うちの子、もう3日もうんちが出ていないんです…」
「出すときに痛がって泣いてしまって、トイレに行くのを嫌がります」
小児科の外来で、毎日必ずと言っていいほどご相談を受けるのが「子どもの便秘」です。
ここでまず、パパやママが一番誤解しやすい重要な事実をお伝えします。
「毎日出ている=便秘ではない」というのは、大きな間違いです!
毎日うんちが出ていても、コロコロだったり、硬くて痛がったり、少し漏らしてしまったりしているなら、それは立派な「便秘」として治療が必要な状態です。
実は、子どもの10人に1.5〜2人くらいは便秘だと言われており、非常に身近な病気です。
しかし、「たかが便秘で病院に行くなんて大げさ?」と受診をためらってしまうケースが後を絶ちません。
また、夜間救急の現場で「お腹が痛い!」と泣き叫んで駆け込んでくるお子さんの原因第1位は、盲腸でも胃腸炎でもなく、実は「便秘」なのです。
今回は、小児科医が本気で教える「子どもの便秘の完全ガイド」として、便秘の正しい基準、間違いやすい赤ちゃんの「母乳性便秘」、最新の便秘薬を使った「年単位の治療」、そしてお家でできる「トイトレのコツや食事」まで、徹底的に深掘りして解説します!
この記事でわかること
- 「毎日出ている=便秘ではない」は間違い!小児科医が見ている診断基準
- 便秘が悪化する「魔の悪循環」
- 要注意な「4つのタイミング」と、意外な便秘のサイン(夜尿など)
- 「母乳性便秘」や「乳児排便困難」など心配いらない症状
- 病院に行くべき危険なサイン
- 「治療は年単位!」便塞栓(フタ)の解除と、ブリストル便形状スケール
- 便秘薬はクセにならない!モビコールなどのお薬徹底解説
便秘のサイン
毎日出ていても「出す時に痛がる・血が出る」「コロコロ便」なら便秘です。
腹痛や嘔吐、おねしょ(夜尿)の原因にもなります。
下痢だと思っていたら実は便秘の悪化(便漏れ)だった、というケースも多々あります。
心配いらない赤ちゃんの症状
うんちの前に顔を真っ赤にして泣く「乳児排便困難」や、母乳の吸収が良すぎてうんちが出ない「母乳性便秘」は、病気ではありません。
治療の鉄則は「出して、維持する」
浣腸などで出口のフタ(便塞栓)を取り除き、その後は薬で「柔らかいうんち」を年単位でキープします。
小児科の便秘薬はクセになりません。
「ウンチが柔らかくなったから」と自己判断で薬を中止するのは、再発の最大の原因になるため絶対NGです。
「毎日出てるから大丈夫」は間違い!?小児科医の診断基準

便秘と聞くと「毎日出ないこと(排便回数の減少)」をイメージする方が多いですが、私たち小児科医は回数だけでは判断しません。
世界的な便秘の診断基準(Rome IV基準など)をベースに、回数だけではなく、「うんちの質(硬さ)」や「出す時の様子(排便困難)」を重視します。
以下のサインが当てはまる場合、毎日うんちが出ていても立派な「便秘」として治療の対象になります。
- 出す時に痛がって泣く、お尻から血が出る(裂肛・切れ痔)
硬いうんちが無理やり通ることでお尻が切れてしまいます。 - ウサギのうんちのような「コロコロ便」しか出ない
水分がすっかり吸収されてしまった状態です。 - トイレが詰まるほど大きくて太いうんちが出る
腸の中でうんちが溜まりに溜まって巨大化しているサインです。 - うんちを漏らしてしまう(便失禁・遺糞症)
「最近ずっと下痢をしていてパンツを汚すんです」と受診される方がいますが、実はお腹にカチカチの巨大なうんちの塊(便塞栓)がフタのように詰まっており、その「隙間」から新しい柔らかい便だけが漏れ出ている状態(重症の便秘)のことがよくあります。
特有の強いニオイで気づくこともあります。
「下痢だと思っていたら便秘だった」というケースは非常に多いです。 - 腹痛、嘔吐、吐き気、食欲不振がある
特に食後や食事中に「お腹が痛い」と言う場合、胃に食べ物が入って腸が動こうとした時に、詰まったうんちが邪魔をして痛む(便秘が原因)ことが多いです。 - その他の意外な症状
胃食道逆流症(よく吐く)、よくゲップが出る、イライラして集中力が低下する、おねしょ(夜尿症)や頻尿など。
実はお腹に溜まった巨大なうんちが「膀胱(おしっこの袋)」を圧迫することで、おねしょが治らないケースが多々あります。
便秘を治した途端に夜尿がピタッと止まることは珍しくありません。
★小児科医の視点:「たかが便秘で受診していいの?」と悩むパパ・ママへ
「たかがウンチが出ないくらいで小児科に行っていいのかな」と、受診をギリギリまでためらってしまう親御さんは本当に多いです。
しかし、小児科医の立場から声を大にして言わせてください。
「たかが便秘、されど便秘。どうかためらわずに、一日も早く受診してください!」
なぜなら、便秘は「治療開始が早いほど治りやすい」という明確な特徴があるからです。
最初の受診が2歳より年長になると治りが悪くなる傾向があり、5歳以上で初めて受診した場合、なんと約25%(4人に1人)がそのまま「大人の便秘(慢性便秘症)」に移行してしまうという恐ろしいデータがあります。
「いつか自然に治るだろう」と様子を見ているうちに、腸はどんどん伸びきってしまい、取り返しのつかない「魔の悪循環」に陥ってしまいます。
便秘は立派な病気です。私たち小児科医は便秘の相談で笑ったりなんて絶対にしません。安心していらしてくださいね。
うんちは何からできている?「魔の悪循環」の正体

うんちの正体
便秘を理解するために、まずは「うんちの正体」を知りましょう。
親御さんにこのお話をすると皆さん驚かれるのですが、うんちは食べたもののカス(食物繊維)だけでできているわけではありません。
- 約80%:水分
- 残り20%:剥がれ落ちた腸の粘膜、腸内細菌(の死骸)、食物繊維などの食べカス
そう、うんちの約80%は「水分」なのです。
つまり、食事量が減ったり、水分のバランスが崩れたり、腸の中に長く留まって水分が吸収されすぎたりすると、あっという間に「カチカチの石」のようになってしまいます。
「痛いから我慢する」魔の悪循環
便秘が慢性化する最大の原因は、子どもが「痛みを避けるための我慢」を覚えてしまうことです。
- うんちが硬くなる。
- 出す時にお尻が切れて血が出て、激しく痛む。
- 「うんち=痛くて怖いものだ!」と脳が学習する。
- 次に便意(波)が来ても、痛いのが嫌なので無意識にお尻の穴にギュッと力を入れて我慢して引っ込めてしまう。
- 腸の中にうんちが長く留まると、さらに水分が吸収されてカチカチ・極太になる。
- 次に出す時、お尻が避けるほどもっと痛くなる…。
この「痛いから我慢する」という魔の悪循環に一度ハマってしまうと、お家での食事改善くらいでは絶対に抜け出せません。
お腹の中に「便塞栓(べんそくせん)」と呼ばれる、肛門を塞ぐような硬く大きなウンチのフタができてしまうと、腸が風船のようにパンパンに伸びきってしまい、便意を感じるセンサーも麻痺してしまいます。
要注意!便秘になりやすい「4つの魔のタイミング」

子どもには、便秘を発症しやすい(または悪化しやすい)要注意なタイミングが4つあります。
離乳食の開始・完了期
母乳やミルクといった「液体」中心の食事から、固形物が増えることで水分の割合が減り、便が硬くなりやすい時期です。
トイレットトレーニング期(2〜3歳)
「魔のイヤイヤ期」と重なるため非常に厄介です。
無理なトイレ誘導がプレッシャーになったり、トイレに座ることを拒否して我慢してしまったりします。
また、遊びに夢中で便意を無視してしまうことも多い時期です。
小学校への入学
「学校のトイレ(特に和式)でうんちをするのが恥ずかしい、からかわれるのが嫌だ」という理由から、学校で便意を我慢してしまう子が急増します。
胃腸炎にかかった後
ウイルス性胃腸炎では、初期に腸の動きが悪くなって「便秘」から始まり、その後に激しい下痢になるパターンがよくあります。
また逆に、ひどい下痢と嘔吐が治まった後に、腸が一時的にストップ(お休みモード)してしまい、一転してひどい便秘に悩まされることも非常に多いです
胃腸炎の正しい看病については以下の記事で解説しています。
【赤ちゃん編】心配いらない症状

小さな赤ちゃんがうんちを出さないと親御さんは非常に心配になりますが、以下のような場合は病気ではないことが多く、過度な心配や頻繁な浣腸は不要(または逆効果)です。
乳児排便困難(うんちの前に毎日泣き叫ぶ)
生後1ヶ月〜3ヶ月頃の赤ちゃんで、「うんちを出す前に、毎日10〜20分ほど顔を真っ赤(または紫色)にして、大声で泣き叫んでいきむ」というご相談をよく受けます。
しかし、大泣きしたあとに出たうんちが「柔らかい便」であれば、便秘ではなく「乳児排便困難」という状態です。
これは、赤ちゃんが「お腹に力を入れること(腹圧)」と「お尻の穴を緩めること」のタイミングをまだ上手につかめていないために起こります。
通常、生後1ヶ月頃に始まり、3〜4週間ほどで自然に上手になって消失します。
この場合、病気ではないためお薬は不要です。
むしろ、頻繁な「綿棒浣腸」による刺激は、赤ちゃんが自分でいきんで出す練習の妨げになるため、推奨されません。
母乳性便秘
母乳育児の赤ちゃんが、数日〜1週間ほどうんちが出ないことがあります。
これは、母乳の消化吸収が良すぎて、そもそも「うんちのカス」が腸の中にできていないことが原因です。
体重がしっかり増えていて機嫌が良ければ、病的な便秘ではないので焦って出す必要はありません。
★綿棒浣腸をやっていいケース・正しいやり方
上記の「乳児排便困難」ではなく、明らかにコロコロの硬い便が詰まってお腹がパンパンに張って苦しそうな場合は、綿棒浣腸が有効です。
赤ちゃんの綿棒浣腸はクセになりません。
- コツ
大人用の太めの綿棒にベビーオイルやワセリンをたっぷり塗り、赤ちゃんの足をM字に持ち上げます。 - 深さ
綿棒の綿の部分が全部隠れるくらい(約1〜2cm)までお尻の穴にそっと入れます。(「浅すぎ」て効果が出ない親御さんがとても多いです!) - 刺激
綿棒を優しくクルクルと回したり、お尻の穴の壁をそっと押すように刺激します。
赤ちゃんの綿棒浣腸に!ベビーワセリン&太め綿棒
お腹が張って苦しそうな時の綿棒浣腸には、滑りを良くするための潤滑剤が必須です。
不純物が少なく、肌に優しい定番の「ベビーワセリン」を常備しておくと安心です。
また、大人が使うような普通の細い綿棒だとお尻を傷つける危険があるため、浣腸には必ず「赤ちゃんのおへそ・お尻用の太い綿棒」を使用してください。
病院へ急いで!見逃してはいけない危険なサイン

小児の便秘の9割以上は、生活習慣や我慢が原因の「機能性便秘」ですが、ごく稀に生まれつきの腸の病気や、神経・ホルモンの病気、重い食物アレルギーなどの病気が隠れていることがあります。
以下のサインがある場合は、単なる便秘と自己判断せず、すぐに小児科を受診してください。
- 生後24時間以内に最初のうんちが出なかった
- 体重が全然増えない、成長が遅れている
- 繰り返す嘔吐(特に緑色っぽいものを吐く場合)、ひどいお腹の張り
- 血便が出る(お尻の出口が切れた血ではなく、便に混ざっている場合)
- 肛門の形や位置がおかしい
- お尻の上の皮膚に異常なくぼみや毛が生えている
小児科での治療ステップとブリストルスケール

「下剤はクセになりそうだから、薬はすぐやめたいです」という相談をよく受けますが、小児科で行う便秘治療のゴールは「薬を使って、痛くない・柔らかいうんちを毎日出す『クセ』をつけること」です。
治療は大きく2つのステップに分かれます。
出口のフタ(便塞栓)を取り除く
まずはお腹に溜まったカチカチの石のような便(便塞栓)を、病院での浣腸(グリセリン浣腸)などでしっかり出し切ります。
ここが詰まったままだと、いくら飲み薬を飲んでも上から溢れて漏れる(便失禁)だけになってしまいます。
飲み薬で「柔らかいうんち」を年単位でキープする
フタが取れたら、お薬を使って柔らかいうんちをキープします。
この時、医療現場で目標の硬さの目安として使われるのが「ブリストル便形状スケール」です。

- コロコロの硬い便(ウサギのうんち)
- ゴツゴツしたソーセージ状の便
- 表面にひび割れのあるソーセージ状の便
- 表面がなめらかで柔らかいソーセージ状、あるいは蛇のような便(理想的!バナナ便)
- はっきりとしたシワのある、柔らかい半固形の便
- 境界がほぐれた、泥状の便
- 水様便、固形物を含まない液状の便
便秘治療中は、お薬を調整しながら「④〜⑤(バナナ状〜半分固形)」の柔らかさを目標にキープします。
「⑦ (水下痢)」は行き過ぎですが、少し柔らかいくらいがちょうど良いのです。
便秘薬はクセにならない!
現在主流の便秘薬は「ウンチに水分を集めるお薬」なので、長期間飲んでも腸が黒くなったり、耐性(効かなくなること)や依存性(クセになること)は全くありません。
数年単位で便秘薬を使用することもよくあります。
モビコール(ポリエチレングリコール)
近年、子どもの便秘治療を劇的に変えた画期的なお薬です。
腸で吸収されず、水分をガッチリと抱え込んでウンチに届け、ツルツル・フワフワにしてくれます。
飲ませ方のコツ
粉薬で、必ず一定量の「水」に溶かして飲みます。
少し塩味がするため、水だと嫌がるお子さんもいます。
その場合は、リンゴジュースや麦茶、スポーツドリンクなどに溶かして飲ませるのがおすすめです。
酸化マグネシウム
昔から使われている定番のお薬で、モビコールと同様に腸の中に水分を集めて便を柔らかくします。
甘みがあり飲みやすいですが、牛乳と一緒に飲むと効果が落ちることがあるので注意が必要です。
ピコスルファートナトリウム
水薬(目薬のような容器に入った液体)です。こちらは上記の2つと違い、腸の動きを刺激して排便を促す「刺激性下剤」です。
ウンチを柔らかくする薬と併用して、出す力をサポートするために使われます。
小児科医からの最重要なお願い:勝手に薬をやめないで!
お薬を飲み始めて数日〜数週間経つと、バナナのような良いうんちが出るようになります。
すると、多くの親御さんが「あ、治った!もうお薬はやめても大丈夫だね」と自己判断で薬を中止してしまいます。
実は、これが便秘が長引く最大の原因です。絶対にやめてください!
便秘が続いていた子は、硬いウンチが溜まって腸が風船のようにパンパンに伸びきっています。
一時的にうんちが柔らかくなっても、腸のサイズが元のスリムな状態に戻り、「うんちは痛くないんだ」と脳が安心するまでには、数ヶ月〜年単位の長い時間がかかります。
良くなったと思ってすぐに薬をやめると、あっという間に再発して振り出しに戻ってしまいます。
医師の指示があるまでは、良いうんちが出ていても必ず薬を継続してください。
エビデンスに基づくお家ケア

便秘の予防と治療には、ご家庭での生活習慣や食事も非常に重要です。
小児科医の視点から、本当に意味のあるケアをお伝えします。
トイトレの救世主「魔法の踏み台」
洋式トイレに座った時、お子さんの足がブラブラと宙に浮いていませんか?
足が浮いていると、お腹に力(腹圧)をかけることができず、うんちを押し出せません。
トイレには必ず「足がしっかり床(台)につく踏み台(ステップ)」を置いてあげてください。
これだけで劇的にうんちが出るようになる子がたくさんいます。
トイトレの救世主!トイレ用踏み台(ステップ)
トイレで足が宙に浮いていると、腹圧がかけられず便秘が長引きます。プラスチック製の軽いものより、しっかり踏ん張れて、大人が使う時にも足元に収納できる(U字型の)木製の踏み台が圧倒的におすすめです。
朝ごはんは絶対に食べる!
朝食を抜く(欠食)と、排便回数が減るという報告があります。
空っぽの胃に食べ物が入ることで、腸が「押し出せ!」と大きく動くため、朝ごはんはしっかり食べましょう。
運動をする
体を動かすことは、腸の動きを活発にするため便秘解消にとても良い効果があります。
牛乳の飲み過ぎ・おやつの食べ過ぎに注意
牛乳の飲み過ぎ(特に1日400ml以上など)は便秘を悪化させることがあるため、適量に留めましょう。
また、おやつでお腹がいっぱいになって本来の食事が減ってしまうのもNGです。
食物繊維を摂る
野菜、さつまいも、海藻類、きのこ類など、うんちの材料になる食物繊維を積極的に食事に取り入れましょう。
★小児科医の視点:ヨーグルトや水分の効果は?
「便秘だから水分をたくさん飲ませています」「毎日ヨーグルト(乳酸菌)を食べさせています」という声をよく聞きます。
もちろん体に悪いことではありませんし、健康的な習慣です。
しかし、実は現在の小児科学のガイドラインや医学研究において、「単なる水分摂取の増加」や「ヨーグルト(プロバイオティクス)」が、慢性的な子どもの便秘を確実に治すという十分なエビデンス(科学的証拠)はまだありません。
これら「だけ」に頼って受診が遅れるのは危険です。
まずはしっかりとした食事や運動、トイレの環境整備を行い、必要であれば躊躇なく病院のお薬を使うことが解決への一番の近道です。
まとめ(Take Home Message)

便秘は夜間救急の腹痛の原因No.1。「回数」だけでなく「痛がるか・硬いか」に注目。
うんちの約80%は水分!下痢だと思っていたら便秘(便漏れ)のことも。
うんちの前に泣き叫ぶ「乳児排便困難」や「母乳性便秘」に焦り・浣腸は禁物。
治療の鉄則は「浣腸でフタを出し切り、薬で柔らかさをキープする」こと。
ウンチが柔らかくなったからといって、自己判断で薬をやめるのは絶対NG!
治療は「年単位」の長期戦。焦らず、トイレの踏み台などを活用して根気よく治しましょう!
あとがき
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「たかがウンチ、されどウンチ」。
毎日ご自宅でお子さんのトイレに寄り添い、出ないウンチに悩むパパやママの姿を診察室で見るたびに、小児科医として「早く楽にしてあげたい!」と心から思います。
便秘の治療は年単位の長いお付き合いになることが多いですが、お薬と正しいケアで必ずゴールは見えてきます。
一人で悩まず、どうぞお気軽に近くの小児科に頼ってくださいね。
この記事が、少しでもウンチの悩みを減らすお守りになれば嬉しいです!
★小児科医からの提案:便秘の定期受診は「予防接種」チェックのチャンス!
便秘の治療でお薬を飲むようになると、数ヶ月〜年単位で定期的に小児科へ通うことになります。
実は、この定期通院は「予防接種の打ち忘れ」に気づく絶好のチャンスでもあります!
「便秘のお薬をもらうついでに、母子手帳を先生に見せてワクチンの抜けがないか確認してもらう」という習慣をつけておくと、お子さんを他の感染症からも守ることができます。
お子さんの命を守るワクチンの重要性や副反応については、こちらの記事で詳しく解説しています。
- 日本小児栄養消化器肝臓学会・日本小児消化管機能研究会 編『小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン』
- 十河 剛 著『子供の便秘はこう診る!親子のやる気を引き出す小児消化器科医のアプローチ』(南山堂)
- 東京医学社『小児内科 第52巻増刊号 小児疾患診療のための病態生理1 改訂第6版』
本記事は一般的な医療情報を解説するものです。
次の症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
・ぐったりして元気がない
・呼吸が苦しそう、顔色が悪い
・水分がとれない、尿が極端に少ない
・けいれんが5分以上続く
上記以外でも「いつもと違う」「判断に迷う」場合は、
早めに医療機関へご相談ください。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
このブログでは「こどもの病気や健康」に関する正しい情報を小児科医の視点からお届けしています。
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